CASE.3

多様なフィールドで得た
知見と経験で、
ロイヤルグループの未来を見据える。

ロイヤルコントラクトサービス(株)
代表取締役社長
佐々木 貴央 TAKAO SASAKI

2014年 再入社

INTERVIEW 再入社をした皆さんのインタビュー

バブル末期のロイヤルを全力で駆け抜けた、新社会人時代。

私のキャリアは、学生時代のロイヤルホストのクルーから始まりました。当時は福祉系の大学に通っており、将来は福祉職に就くことを考えていたのですが、当時お世話になっていた社員の方々から熱烈な推薦をいただき、そのまま正社員として入社することに。自分としても、接客の仕事や外食事業の面白さに強く惹かれていました。

入社から半年ほどが経ち、仙台から関東へと異動。千葉県内のロイヤルホストに配属され、スタッフから時間帯責任者、店長へと昇格していきました。当時は、まだバブル時代の余韻が残る時期です。「コンプライアンス」という言葉がまだまだ一般的ではなかったこともあり、いま振り返ればかなりハードな働き方をしていたと思います。ご来店されるお客様の数も桁違いで、ほとんど24時間営業のような形だったため、フル回転で働いていましたね。当時のロイヤルは、現在ほどライフワークバランスが充実した会社ではありませんでしたが、クルーや料理長たちと力を合わせてお店を盛り上げていくあの熱量は、いまでも忘れられません。

とにかく働くことが楽しかったのですが、子どもが産まれたことで「この働き方を続けていいのか」と自問するようになりました。そんな時に、転職エージェントからスカウトメールが届きました。テーマパーク内の商業施設で、新規店舗の開業責任者を募集している、と紹介を受けたのです。「これはチャンス」とばかりに、その求人へ応募しました。ロイヤルには7年半ほどお世話になっていたのですが、いったん会社を去ることになります。

バブル末期のロイヤルを全力で駆け抜けた、新社会人時代。

「俺って何もできないんだな……」ゼロから挑んだ大きなチャレンジ。

転職先の企業にて、まずはテーマパークの商業施設内にある、レストランの開業責任者に従事しました。新店舗の立ち上げから携わるため、料理のメニューやスタッフの採用もすべてゼロベースで考案しなければなりません。さらに、私にとってはロイヤル以外の飲食店で働くのは初めての経験だったので、最初はわからないことだらけでした。そこで初めて、「あ、俺って何もできないんだな」と気がつきましたね。これまでの自信を打ち砕かれながらも、ホテル出身の部下たちに積極的に教えを請いながら、新しい知識をどんどんインプットしていきました。

ただ逆に、ロイヤルで培った人材管理のスキルやサービスへの心構えといったマインドを、その店舗へと組み込んでいった面もありました。ロイヤルで学んだノウハウが、どんなサービス業にも通用する高い水準を有していることにも、そこで初めて気づきました。約1年間の準備期間を経て、店舗が無事にオープン。世間で大きな話題を呼んだこともあり、一気にお客様が押し寄せ、会社からも高い評価を受けました。

その後は同じ会社の中で、ハンバーガーショップを思い切ってパスタ専門店に業態転換させたり、ジェラート屋に当時流行していたクレープを導入したりと、さまざまなアイデアを試み、成功させました。最終的には課長職まで昇進したのですが、保守的な方針を貫く上層部と、「時間をかけてでも最高の外食事業をつくりたい」という自分の思いとのジレンマに悩まされ、退職することを決めました。

「俺って何もできないんだな……」ゼロから挑んだ大きなチャレンジ。

さまざまな経験を可能性に変えられる場所が、ロイヤルにはある。

その後は、千葉県内のローカル焼肉チェーン店へと転職。同族経営の企業文化に馴染めずに悩んでいたところ、偶然ロイヤル時代の上司から連絡がありました。その上司は、当時のロイヤル空港高速フードサービス(現ロイヤルコントラクトサービス)の社長で、私がクルーから正社員に登用される際に強く推薦してくれた方でもあります。会って話をしたところ「戻って来ないか」と誘われ、喜んでお受けしました。それから、那覇空港の統括責任者や、東日本エリアの高速事業の部長を経て、2024年の4月からロイヤルコントラクトサービスの代表を務めています。

ロイヤルに復帰してからも、那覇空港内の全店舗を改装したり、世界的なベストセラー作品をコンセプトにしたカフェを開業したりと、多くのプロジェクトに挑戦してきました。これらの成果も、さまざまな現場で経験を積んできたからこそだと思っています。特にロイヤルコントラクトサービスは新規事業を手がけることが多いので、多彩なスキルやノウハウが求められる機会が多く、一人ひとりが持つ個性や強みがいっそう重要になってきます。もちろんそれは、長年ロイヤルでがんばってくれている社員たちも同様です。

ひと昔のロイヤル、そして他社の外食事業を経験してきた私からすると、現在のロイヤルグループの働く環境は、目覚ましい改善を遂げています。さらに、昨今グループ全体で力を入れているのが「人を大事にする経営」です。ここで働くみんなが、心から幸せや喜びを感じられるような会社にしていくことが、代表である私の使命でもあると思っています。誰もが自分の強みを発揮できる場所が、当社にはたくさんあります。一度離れた仲間が、培ってきた経験を胸に、再びこの場所でいきいきと活躍してくれる。それは、私たちにとってこの上ない喜びです。

さまざまな経験を可能性に変えられる場所が、ロイヤルにはある。

入社から再入社まで

2002年入社
1992年
学生時代にロイヤルホストのクルー時代の社員の方々から推薦をいただき、正社員として入社
1997年
仙台から千葉県内のロイヤルホストに配属され、スタッフから時間帯責任者、店長へと昇格
1999年
子どもが産まれたことで働き方に疑問を抱き、退職
2000年
テーマパーク内の商業施設で、新規店舗の開業責任者に転職
2010年
千葉県内のローカル焼肉チェーン店へと転職
2014年
ロイヤル時代の上司から「戻って来ないか」と誘われ、再入社
2024年
ロイヤルコントラクトサービスの代表を務める
リフレッシュ・リターン(アルムナイ)採用
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